【The Last Week's Emo】2025年4月14日(月)~2025年4月20日(日)

 今回もまとめていきます。(前回はこちら)

    目次

  1. 新譜・再発・グッズ関連情報 (A-Z)
  2. その他最新情報 (A-Z)
  3. 今週のミニコラム

新譜・再発・グッズ関連情報 (A-Z)

Balance and Composure


 ペンシルベニアのPost-emo Revivalバンド、Balance and Composureの新曲がデジタル配信されました。

Copeland




 フロリダのPost Indie-emoバンド、Copelandの2nd アルバム『In Motion』再発盤が、Thirty Something RecordsSmartpunk RecordsParting Gift RecordsDevil Dog Distroの共同で発表されました。レコードは9色展開です。

Fallen Grace Records



 Fallen Grace Recordsから、bright, little starsのEP『Our Bodies Were Sprawled Out on the Floor』の再発盤が発表されました。今回が初のレコード化で100枚限定です。

Havarist


 ドイツのPost Skramzデュオ、Havaristの新作EPがデジタル配信されました。

Lâche


 ノルウェーのPost Skramzバンド、Lâcheの新作EPがデジタル配信されました。

Larry Records



 ニューヨークのLarry Recordsから、イリノイのBedroom Emoソロプロジェクト、Summer 2000のEP『Summer 2000』の再発盤が発表されました。今回が初のレコード化で100枚限定です。

Movimiento Circular de los Árboles


 ペルーのMovimiento Circular de los Árbolesから、no quiero estar aquí...CutWhenDead、Derainによる3way スプリットEPがデジタル配信されました。

PNWK Records



 PNWK Recordsから、ウィスコンシンのPost Post-emo Revivalバンド、Tiny Voicesの初のフルアルバムのレコード版が発表されました。

Прозак


 セルビアのPost Post-emo Revivalバンド、Прозакのライブ音源作品がデジタル配信されました。

Retratos de heroína


 チリのPost Skramzバンド、Retratos de heroínaの初のMVが公開されました。

Stay Inside


 ニューヨークのPost Post-emo Revivalバンド、Stay Insideの新曲がデジタル配信されました。

Tomb Tree Tapes


 カナダのTomb Tree Tapesから、ワシントンD.C.のPost Skramzバンド、Sutrasの新作EPが発表されました。カセットは4色展開の38本限定です。

Widowdusk



 カリフォルニアのPost Skramzバンド、Widowduskのデモ音源のレコード版が、Larry RecordsBest Life Recordsの共同で発表されました。2色展開の350枚限定です。

Yarostan



 フランスのBlackened Skramzバンド、Yarostanの新作EPが予約開始になりました。フォーマットはCD、レコード、カセットです。

その他最新情報 (A-Z)

The New Scene


 The New Sceneの新作ポッドキャストがデジタル配信されました。今回のゲストはHassan I SabbahのRyan Danielsです。

Numero Group


 イリノイのNumero Groupから、Tristezaと契約を結んだことが発表されました。

Sadder Star


 Sadder Starの新作ポッドキャストがデジタル配信されました。

今週のミニコラム

CopelandとTheory 8 Records


 Copelandの2nd アルバム『In Motion』が再発しますね。2010年と2017年にも再発しているので、今回で3回目です。The Appleseed CastThe Gloria RecordLast Days of Aprilを中心に発展していったPost Indie-emoを代表するバンドで、Emoを聴き始めた頃はMaeWaking AshlandSecondhand Serenadeと一緒にお世話になりました。
 Smartpunk Recordsからは、2023年に1st アルバム『Beneath Medicine Tree』、2024年に5th アルバム『Ixora』が再発しているので、今回で再発シリーズ3作目ですね。来年に20周年なので、次は3rd アルバム『Eat, Sleep, Repeat』でしょうか。
 初期3作品は活動休止前に発表されたこともあり、それぞれの音楽性が明確で完成度が高いです。RufioCartelBrandtsonで知られるThe Militia Groupから発表されているのも見逃せません。The Third Waveを語る上では欠かせないレーベルです。
 ですが、今回はTheory 8 Records(1)について簡単にまとめてみたいと思います。

 Theory 8 Recordsはテネシーのレーベルで、マネージャーのAaron Hartley(2)によって2000年に創設されました。なにかと過小評価されがちのThe Third Waveですが、その中でもTheory 8 Recordsは影に隠れてますね。良質なバンドが揃ってますし、90年代のEmoシーンのレーベルと異なりマネージメントも兼ねているのが時代の変化を感じます。
 そして、Copelandは2003年に1stを発表しますが、結成は2000年と少し間があります。その期間の2001年にPcificoとのスプリットEP『Copeland / Pacifico』を出し、それがデビュー作となります。この頃はかなりPost-emoっぽい感じで、Militia期とは音楽性に違いがあります。特に3曲目の「Second Star to the Left, Go Until Down」は、もろEmo Popで何のバンドを聴いてるのかわからなくなります。Mineralの「Sadder Star」的な意外性があって、それはそれでかっこいいですが…。

 他のバンドとしては、The Goodbye LetterEmbracedForget CassettsIn CloverThe Carter Administrationなどがいます。
 The Goodbye Letterはかなり良質なメロディック系Emoで、Last Days of August的な雰囲気があります。EmbracedBoysetsfire的なPop Screamo黎明期のバンドで、これまたいいです。In Cloverは王道Indie-emoです。The HatedPlunger以降もメリーランドでこういうバンドがいるのは熱いですね。

 レーベルは一応まだ動いてるようで、2017年にはEmbracedの再発盤も出してますね。ぜひThe Goodbye Letterもレコード化して欲しいです。

脚注




 ということで今回は以上になります。それでは、また来週をお楽しみに。


-Yasuaki